1. ホーム
  2. ニュース
  3. 社会
  4. 同僚の茶に劇物、傷害容疑で製薬会社研究員を逮捕/神奈川

同僚の茶に劇物、傷害容疑で製薬会社研究員を逮捕/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2012年1月13日(金) 22:54

会社の同僚5人に劇物の硫酸タリウムを混ぜたウーロン茶を飲ませたとして、県警捜査1課と青葉署は13日、傷害の疑いで、製薬会社「田辺三菱製薬」横浜事業所研究員小玉信之容疑者(40)=東京都世田谷区=を逮捕した。5人は髪の毛が大量に抜けるなどの症状が出たが、現在は回復しているという。県警は同日、同署に捜査本部を設置した。

逮捕容疑は、昨年4月27日午後2時半ごろ、横浜市青葉区の同事業所で、硫酸タリウムを混入したウーロン茶を、54~29歳の研究員の男女5人に飲ませ、5カ月程度の劇物中毒の傷害を負わせた、としている。

調べに対し、同容疑者は容疑を認め、動機について「仕事が忙しく、ストレスがたまっていた」「人間関係がうまくいっていなかった」と供述しているという。

同課によると、同容疑者は新薬を開発するグループのリーダーで、薬品を管理する立場。昨年4月、薬品庫に保管されていた硫酸タリウムを水で溶かし、購入した2リットルのペットボトル入りのウーロン茶に混ぜ、研究室の共用冷蔵庫に入れた。残りのタリウムは瓶ごと、処分したという。数日後、同僚研究員の結婚を祝う会が事業所内で開かれ、同容疑者を含む16人が参加。その際にこのウーロン茶が使われ、発症した5人が飲んだという。

社員逮捕を受け、同社広報部は「世間をお騒がせし、おわび申し上げます」とコメントを出した上で、施設のセキュリティーと試薬類の管理の強化を図るとした。

厚生労働省によると、硫酸タリウムはタリウムの化合物で、無味無臭で水に溶けやすい。タリウムは毒性の強い金属の1つで、硫酸タリウムの致死量は約1グラム。タリウム混入では、同僚の茶に混ぜて飲ませたとして1993年に東大技官が殺人容疑で逮捕されたケースや、05年に静岡県の女子高校生が母親に摂取させて重体にさせた殺人未遂事件が起きた。

【】

社会に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング