ミャンマーの食べ物や映画などを楽しみながら文化理解を深める交流イベントが29日、藤沢市片瀬海岸の旅館「二楽荘」で開かれる。ミャンマーの子どもたちの教育支援などに取り組む鎌倉の市民グループ「醒土舎」の主催。
醒土舎は、圧政でミャンマー国内から逃れた少数民族などが住む隣国タイの国境の町やミャンマー国内を訪問。文具や衣類などを手渡し交流する活動を続けており、今年が10年目になる。
この日は、県内などに住むミャンマー出身者6人が参加予定。ミャンマー映画の上映では「変わり者」と題した恋愛映画や、漁師の親子の絆を描いた作品を紹介する。少数民族カレン族のお茶を楽しめるほか、米から作ったミャンマーの麺や湘南の地魚を具材とした漁師鍋なども振る舞われる。鎌倉市に住む俳優によるパントマイムも披露され、場を盛り上げる。
昨今、その改革の行方や豊富な資源に注目が集まるミャンマー。醒土舎の田端敏生代表は「資源だけでなく、ミャンマーの人たちの生き方に関心を持ってほしい」と、イベント開催を前に願っている。
午後6時から予約制。会費3500円。問い合わせは醒土舎電話0467(32)7497。
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