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津波避難の伝承、今に 千葉・銚子で追悼行事

社会 | 神奈川新聞 | 2017年3月12日(日) 02:00

幅広い世代が集い、追悼と備えの思いを新たにした=銚子市のヤマサ醤油本社
幅広い世代が集い、追悼と備えの思いを新たにした=銚子市のヤマサ醤油本社

 千葉県銚子市では11日、首都圏最悪の津波被害を受けた隣の旭市の被災者とともに犠牲者を悼み、次への備えを考える催しが初めて開かれた。会場となった「ヤマサ醤油(しょうゆ)」本社は、幕末の津波避難の伝承「稲むらの火」ゆかりの地。当時の教訓を紙芝居や歌で伝え、高台へ急ぐ大切さを再確認した。

 紙芝居を上演したのは、地元保険代理店を中心とした「稲むらの火防災教育プロジェクト」。1854年の安政南海地震で津波から村人を守り、後に堤防を築くなどした濱口梧陵(ごりょう)の逸話を臨場感たっぷりに再現した。舞台は和歌山だが、梧陵は「ヤマサ醤油」の7代目だった。

 熊本出身のシンガー・ソングライター、関島秀樹さん(62)は、創作した稲むらの火の歌を披露。東日本大震災について「千葉でも茨城でも東京でも神奈川でも被害はあった。語り継がないと忘れられてしまう」と訴えた。

 旭市で被災した語り部の高橋進一さん(70)を中心に黙とう。高橋さんは阪神大震災や熊本地震にも触れ、「幾多の災害からの復興への祈り、未来への誓いを」と呼び掛けた。

 旭市では、津波による死者・行方不明者を含め計16人が犠牲になった。銚子市では死者はなかったが、住宅162棟が全半壊した。

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