鎌倉市雪ノ下の鶴岡八幡宮で11日、神道、仏教、キリスト教が宗派を超えて「追悼・復興祈願祭」を催し、被災地へ祈りをささげた。
神職や僧侶、司祭・牧師ら約130人が参加し、三ノ鳥居から舞殿までそろって参進。午後2時46分に黙とうした。八幡宮の宮司による祝詞に続いて僧侶が読経し、牧師らは聖書を朗読し賛美歌を歌い上げた。3宗教合同で拝礼したあと、一般の参列者が並んで焼香した。浄智寺の朝比奈恵温住職は「まだまだ苦しみを抱えている人がいる。いつも被災地を忘れずに祈っています」と話した。
祈願祭は震災翌月に始まった後、毎年3月11日に開かれており、ことしで7回目。主催した3宗教関係者でつくる「鎌倉宗教者会議」によると、境内で見守った参列者は約1万人に上った。