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「在宅医ネットよこはま」全市規模で始動、医師の負担軽減へ/横浜

社会 | 神奈川新聞 | 2011年12月3日(土) 10:46

住み慣れた自宅で療養する患者を支えようと、横浜市内の開業医が連携する「在宅医ネットよこはま」が、全市規模で動きだした。医師の負担軽減が狙いで、2003年に旭区を中心に市西部でスタート。その後北部、南部に拡大し、ことしに入り、鶴見区や神奈川区など東部でも態勢が整い、全市をカバーするネットワークに発展した。3日にはフォーラムを開催、在宅医療の推進を市民に呼び掛ける。

在宅での療養を望む患者は増加傾向にあり、06年には24時間の往診態勢など一定の基準を満たせば診療報酬が加算される「在宅療養支援診療所」が制度化。横浜市内では約250の診療所が届け出ているが、実際に対応できる医師は不足しているのが現状だ。

代表を務めるオカダ外科医院(横浜市旭区)の岡田孝弘院長によると、24時間対応で休めないことや、1人で専門外の診療を行わなければならないこと、ケアマネジャーなど他の専門職についての情報が乏しいことなどがネックになっているという。こうした中、「在宅医同士が手をつなげば、負担は減らせる」と、岡田代表らが03年、旭区を中心にネットを発足。専門は外科や内科のほか耳鼻科、眼科、皮膚科、泌尿器科などさまざまで、メーリングリストを活用して専門外の分野の対処法について情報交換したり、遠方の患者の対応を依頼したりしながら、連携を深めてきた。

食事を取れないため、胃に直接栄養を注入する「胃ろう」造設を考えていた患者が、相談を受けたメンバーの歯科医による歯の治療で、食事ができきるようになり、元気になるなど、効果が発揮されたケースも多いという。

同ネットは勉強会を重ね訪問看護師や薬剤師、福祉職との協力関係もつくってきた。賛同者は次第に増え、09年には港北、都筑、青葉区の開業医を中心に「北部ネット」が発足、さらに10年には金沢、磯子区などの医師が「南部」を立ち上げた。

ことしになって、“空白”だった東部の在宅医もネットワークを形成、全市をカバーする「在宅医ネットよこはま」として再編することになった。

岡田代表は「互いに支え合うことで在宅医療に携わる医師を増やし、地域医療の底上げにつなげたい」と意気込んでいる。

会員は現在約60人で、今後、ホームページ(http://www.zaitaku.in.arena.ne.jp/index.html)に一部を除く会員の医療機関情報を掲載する予定。

「横浜市在宅医療推進フォーラム」は3日午後0時半から、同市神奈川区富家町の神奈川公会堂で開かれる。岡田院長の記念講演に続き、医療従事者や介護職、行政職がそれぞれの立場から在宅医療の今後を考えるシンポジウムを行う。入場無料。

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