
国際理解を深めてもらいたいと、日産テクニカルセンター(厚木市岡津古久)の外国人社員が1日、同市七沢の市立玉川小学校(大貫洋校長、児童数219人)で国際交流授業を行った。
同センターによる授業はことしで5回目。同センターによると、従業員約1万人のうち1割以上が外国人で、出身国は「人事担当も把握していない」ほどさまざまという。
この日は解析シミュレーションとシャシー設計の2部署からベトナム人社員8人が来校。2人一組で1、4、5年生にプロジェクターを使って日本語で母国の紹介などを行った。
子どもたちは、ベトナムの小学校は夏休みが3カ月あったり、正月には日本と同じようにお年玉をもらったりすることに興味津々。「ベトナムの通貨は」「地域で方言はありますか」などの質問も出た。授業後は一緒に給食を囲んだ。
4年生のクラスを担当した女性のファンム・ツー・ハンさん(28)は「子どもとのやりとりは面白かったし、自分の国を紹介できてうれしかった」と話していた。
2日は2、3、6年生のクラスで授業が行われる。
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