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上溝シャンソンが復活、今月末にお披露目/相模原

社会 | 神奈川新聞 | 2011年11月4日(金) 11:22

メロディーに合わせ、振り付けを練習する有志と復活する会のメンバー=相模原市中央区の上溝公民館
メロディーに合わせ、振り付けを練習する有志と復活する会のメンバー=相模原市中央区の上溝公民館

明治初期から市場が開かれるなど、地域の中心として栄えた相模原市中央区の上溝地区で約80年前に生まれた「上溝シャンソン」が、地元有志の手でよみがえった。近年では歌詞だけが伝わる「幻の曲」だったが、苦労の末に古老の歌う録音テープを発掘。これを基に新たに振り付けを考案し、今月末にお披露目する。

取り組んでいるのは、「上溝シャンソンを復活させる会」(清水紳一郎会長)。3年ほど前、同会事務局長の田口孝平さん(61)が偶然、地元公民館にひっそりと張り出されていた歌詞を目にした。

「溝は上溝 町幅広い 春のお月様ほのりと照れば 灯(あか)りつくつくべープを鳴らせ 人が花やら桜やら ヨイヨイ上溝 スチャラカヨイヨイ ホンニ上溝 スチャラカホイ」

当時のにぎわいや名所旧跡が12番までにわたって歌われており、田口さんは「シャンソンなんて、しゃれた文化があったことに驚いた。土地に根づいた昔ながらの歌が伝わっていない地域なので、残していきたいと思った」。知人の嶋田虎明さん(72)らとともに、歌の復活に乗り出した。

図書館などで調べ、1932(昭和7)年に歌人の並木秋人(1893~1956年)が作詞したことは分かったが、誕生の経緯については分からなかった。歌詞に登場する単語は「『べープ』は当時珍しかった舗装道路(英語でペーブメント)のことで、ゲタを鳴らしながら誇らしげに歩いたことを歌ったんだと思う」などと研究を重ねた。しかし、楽譜など肝心のメロディーの手掛かりがなく、口ずさめる人も見つからなかった。

頭を抱えていたところ、郷土史を研究する相模原郷土懇話会のメンバーから、他界した地元の古老が、生前に歌ったテープの提供を受けた。専門家に譜面に落としてもらい、より歌いやすいよう盆踊り調にアレンジ。5番にまとめ、民謡が趣味の地元住民らがレコーディングに協力してCD化を実現させた。田口さんは「歌詞から当時のまちのにぎわいが伝わってくる。地域で末永く愛され、みんなが踊れる歌になってほしい」と夢を膨らませる。

曲と振り付けは、25日の上溝公民館でのイベントと26日に開かれる酉(とり)の市で初公開する。問い合わせは、復活させる会事務局電話090(3233)3955。

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