環境問題に取り組む市民団体の活動や成果を紹介する「環境パネル展」が10日まで、平塚市庁舎1階の多目的スペースで開かれている。身近な環境を独特の視点で取り上げた内容に、多くの来庁者が足を止めていた。
自然環境保全やエネルギー問題、地球温暖化対策などに携わる団体などで構成する「ひらつか環境ファンクラブ」会員のうち、11団体が出展した。
土屋地区で活動する「里山をよみがえらせる会」は、田植えや稲刈りの農作業で汗をかき、落ち葉滑りや焼き芋などで子どもたちが豊かな自然を体感する様子を、数多くの写真で紹介。生ごみから堆肥をつくり、ごみ減量化と食の循環を促す「ひらつかごみを活かす会」は、自家処理手法の実践例を紹介し、発酵させて無臭化し堆肥を用いて育てたカブやパンジーなどを並べた。
生ごみ処理についての説明を熱心に聞いていた市内の女性(68)は「関心はあったがなかなか手を出せずにいた。詳しく教えてもらえたので取り組んでみたい」と話していた。