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風営法違反容疑で摘発の密着エステ店、看板の撤去進まず/川崎

社会 | 神奈川新聞 | 2011年10月19日(水) 12:34

JR川崎駅東口の繁華街で営業していた「密着エステ」と称する個室マッサージ店の屋外広告に、周囲の商店街関係者が頭を悩ませている。8月に風営法違反の疑いで経営者は摘発されたものの、再三求めてきた看板の撤去が遅々として進まないためだ。経営者は起訴後の裁判で罪状を争うとみられ、市も「裁判の行方を見守る必要がある」としている。

通りを歩くと、目に飛び込んでくるビル壁面の大看板(縦7・5メートル、横11メートル)。19人の若い女性が水着姿でポーズを決め、「洗体&密着」「マットdeハプニング」の文字が躍る。壁面看板や路上に突き出た袖看板のほか、シャッターにも広告がプリントされ、広告物は計14点に上る。

「看板を見て、仰天した」と語るのは、川崎駅前仲見世通商店街振興組合の関功郎理事長。「堂々とあんな看板を掲げて許せない。うちは健全な飲み屋街としてやっている。町のイメージダウンになるし、何より恥ずかしい」と憤る。

ビルに「密着エステ」と称する二つの個室マッサージ店がオープンしたのは、ことし1月だった。商店街は、飲食店を中心に約240店が軒を連ねる。同組合はその過激な看板を問題視し、オープン前から市や警察へ相談を重ねた。

市路政課によると、市屋外広告物条例では壁面の5分の2を超える広告物の掲示を禁止。道路法でも袖看板の公道への出幅を1メートル以内と規定している。これらに抵触するとし、市は2月上旬に店舗へ初めて連絡。その後も、責任者への事情聴取や是正計画書の提出を要請してきたが、店側は黙殺してきたという。

8月下旬には、風営法違反容疑で経営者の男2人が川崎署などに逮捕された。同法の広告宣伝違反も適用されたが、経営者らは容疑を否認。条文に看板撤去の強制力はなく、店は休業したままだが、看板は残り続ける事態になった。

経営者らは、身柄を拘束されたまま9月下旬に起訴された。その後、10月7日に代理人を名乗る男性が突如、路政課を訪問。改善に向けた努力を約束する一方、「最終決定は本人(経営者)しかできないので、判決後、速やかに対処したい」と告げたという。

判決で有罪となれば、風営法で看板の掲載内容そのものが問われ撤去の指導も可能になるが、無罪となれば状況は一変。同条例では広告内容までは規制できず、サイズを小さくすれば済む。このため、同課は「判決次第で行政指導の内容も変わってくる。裁判の進行を見ていかないといけない」との見解だ。

関理事長は「われわれの最終目標は、看板の完全撤去。誰が見てもあの看板を良しとする者はいないのに、それを規制できない状況はおかしい」とこぼす。「条例でもきっちりと広告内容に一線を引く仕組みが必要なはずで、市もその点を考えてほしい」

◆「密着エステ」の摘発 川崎署などが風営法違反容疑で、個室マッサージ店「川崎SWEET」「川崎EMODA」の経営者2人を逮捕。営業禁止区域で、密着エステと称した性的サービスを女性従業員にさせたほか、営業内容が分かる広告物を表示したとしている。2人は容疑を一貫して否認、9月30日に起訴された。両店を皮切りに、川崎市内で1店、横浜市内でも1店の密着エステが摘発されている。

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