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消防団員は女子高生、横浜市初、県内で増える女性団員/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2011年9月7日(水) 00:37

ホースを構える片沼美亜さん=横浜市西区戸部本町の西消防署
ホースを構える片沼美亜さん=横浜市西区戸部本町の西消防署

横浜市西区を管轄する西消防団に、現役の女子高校生が入団した。私立鵠沼高校3年の片沼美亜さん(18)=同区久保町=は、両親も消防団員。火災現場に真っ先に駆け付ける姿を見て、憧れるようになった。「これからは親子二代で地域の安全を守りたい」と意気込む。

18歳の誕生日を迎えた6月3日、辞令を受け取った。横浜市消防局によると女子高校生の入団は市内初で、最年少だ。

住職の父顕修さん(49)と母亜子さん(42)が防火用の作業服をつかみ、玄関から飛び出していく姿が幼少時の記憶として残っている。「何で夜中にバタバタしているのだろう」。不思議に思った。父は1998年、母は2000年にそれぞれ西消防団に入団した。

災害現場にいち早く駆け付けるため、家には無線機がある。「もう少し早く到着できていたら」「あの機材があれば」。食卓での話題も、もっぱら消防団の話。美亜さんにとって「入団が当たり前」の家庭の雰囲気だった。

現在、50、60代の団員に交じり、チェーンソーや油圧ポンプの扱い方や直径が15センチもあるホースを使った放水の訓練などを続ける。「(重い機材も扱うが)やればできるのが分かって、うれしい」

東日本大震災で自らも帰宅困難者となった。「面白いアイデアを出して、若い人も親しめる活動ができたらいい」。水上バイクで帰宅困難者に物資を届けるアイデアを実現したいと考えている。

県内の消防団員総数が減少傾向にある中、女性団員が増加している。県安全防災局消防課は「消防団活動の中で、女性の力が必要な場面が多くなったからではないか」と話している。

同課によると、2010年4月時点の県内の消防団員数は1万8497人。長らく減少傾向が続いている。

一方で、女性団員は同時期に1012人と初めて千人を超えた。09年から58人の増で、右肩上がりは6年で連続している。

県内で女性の入団を受け入れているのは横浜、川崎、相模原、横須賀、茅ケ崎、厚木、伊勢原、寒川、山北の9市町で、すべての自治体が受け入れているわけではない。同課の担当者は、女性が積極的に入団している理由について、「消防団の活動の幅が広がり、応急救命や広報活動など女性のソフトな面が必要とされる場面が多くなったことなどが要因だろう」と説明している。

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