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横須賀市が自立援助ホーム開設

社会 | 神奈川新聞 | 2017年3月4日(土) 08:58

 横須賀市は2017年度、児童養護施設などを退所した若者たちが共同生活を送る「自立援助ホーム」を開設する。住居の提供のほか、日常生活の相談や就職支援など、入所者の自立に向けて多様なサポートを行う。

 市こども施設指導監査課によると、定員は男女計6人で、開設は12月を予定。運営は公募で事業者に委託する。市は、17年度の当初予算案に約755万円を計上した。

 対象年齢は原則、義務教育終了後から20歳未満。4月からの児童福祉法改正を受けて、大学生など就学中であれば22歳の年度末まで入所できる。

 児童養護施設は就職や高校卒業で退所するが、同課は「本人の自立能力によっては、1人暮らしが難しい場合がある」と話す。

 開設する自立援助ホームでは、職員3人以上を配置。履歴書の書き方や金銭管理、食事の作り方など社会的スキルを身に付けられるよう支援する。

 県内の自立援助ホームは現在8カ所。市内から毎年1~2人が市外の自立援助ホームに入所していたという。同市小矢部の児童養護施設「春光学園」は「他の市の自立援助ホームに行くよりも、地元で過ごせた方が友達や相談ができる人が身近にいて、子どもたちにとって安心できる環境になる」と話している。

 
 

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