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門前町大師地区に新風、コスプレ登場し商店街がイベントに熱/川崎

社会 | 神奈川新聞 | 2011年6月6日(月) 11:25

4月に行われた「かわさき楽大師」で被災地支援の募金活動を行うコスプレーヤーたち=川崎市川崎区の大師公園
4月に行われた「かわさき楽大師」で被災地支援の募金活動を行うコスプレーヤーたち=川崎市川崎区の大師公園

毎年正月には多くの初詣客が訪れ、全国有数の人出を誇る川崎市川崎区の大師地区。歴史ある門前町といったイメージが強い地域だが、最近はアニメやゲームのキャラクターの衣装を身にまとうコスプレが注目を集めている。地元商店街では「コスプレのまち」として街おこしをする動きも出てきた。

川崎大師平間寺に程近い大師公園の中に、中国の歴史ドラマを思わせるような庭園がある。川崎市の友好都市の中国・瀋陽市から贈られた中国庭園「瀋秀園」。1987年の完成後しばらくたってから、週末になると武道家など中国にちなんだキャラクターに扮(ふん)した“コスプレーヤー”たちが写真撮影を楽しみに訪れるようになった。

大師地区で毎年春に行われるイベント「かわさき楽大師」では、2年前からコスプレーヤーがパレードに参加。仮面ライダーや映画「スター・ウォーズ」などのキャラクターが門前町を練り歩いた。

昨年12月には大師地域一帯でコスプレパーティーも開かれ、約120人が集まった。今年4月の楽大師イベントは東日本大震災の影響でパレードが中止になったものの、コスプレ愛好家約400人が会場を訪れ、被災地支援の募金活動などに参加。子どもたちがうれしそうに募金箱にお金を入れる姿が見られた。

地元商店街の有志でつくる楽大師実行委員会のイベント責任者の宮崎真一さん(47)は「商店街の活性化につなげるためにも、コスプレを活用した街おこしを進めていきたい」と意気込む。

実行委員会にはコスプレの健全な普及啓発に取り組むNPO法人「コス援護会」(本部・横浜市鶴見区)の園田明日香理事長(38)も名を連ねる。「コスプレの魅力は非日常的な気分を味わえるところ。“聖地”として有名なのは東京の晴海ふ頭やとしまえんなど。街の中にコスプレが普通にある風景になればうれしい」

さらに「コスプレ愛好家の中には目立ちたいという人もいるが、引きこもりなどで“心の苦しい人たち”も多い。言葉の代わりに身につけたコミュニケーションツールがコスプレであり、そうした人たちが集えるような常設の施設をつくりたい」と期待する。

地域にはコスプレについて「歴史ある街の雰囲気と合わない」といった反発の声がある。それでも「これまでの活動で誤解や偏見はなくなってきた」と宮崎さん。ある商店主も「年配のお客さんばかりなので、若くて新しい風が入った方がいい」と歓迎する。

大師地区では毎年秋、江戸時代の衣装で酒飲み合戦を繰り広げる「水鳥の祭」が行われる。宮崎さんは「コスプレを受け入れやすい風土がある」と街おこしの実現に自信を見せる。

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