パナソニックなどが推進する旧松下電器産業藤沢事業所跡地の開発計画「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」について、海老根靖典市長は26日、太陽光パネルの設置などで黒岩祐治知事とも連携していく意向を示した。26日に都内で開かれた会見後、神奈川新聞社の取材に応じた。
海老根市長は「県内の取り組みの中でも先進的な事例になるだろう。エネルギーに対して不安のない、安心な街をつくりたい。街の価値も高まり、新しい都市像のPRにもなる」とした上で、太陽光パネル設置を最優先施策に掲げている黒岩知事との連携に言及。「知事になってからお会いし、この構想に期待もされている。県とはいろんな連携がとれると思う」と話した。
事業費については「パナソニック主導なので、市としての直接的な負担はほとんどない」とした。敷地を貫きJR東海道線の南北を地下でつなぐ道路「(仮称)新南北線」の整備には140億~150億円の負担を見込んでいるという。
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