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計画停電で厳しい透析患者治療、自家発電機なく時間短縮も/横須賀

社会 | 神奈川新聞 | 2011年3月30日(水) 22:32

計画停電の影響を受けている横須賀クリニックの透析室=横須賀市小川町
計画停電の影響を受けている横須賀クリニックの透析室=横須賀市小川町

県内最多の透析患者が治療を受けている医療機関「横須賀クリニック」(横須賀市小川町、小澤潔院長)が、東京電力の計画停電で厳しい運営を迫られている。自家発電機がなく、停電することを前提にスケジュールを組むため透析時間の短縮を余儀なくされている。「このまま計画停電が続くと患者の状態が心配だ」と小澤院長は東電に配慮を求めている。

横須賀クリニック(120床)は約380人の人工透析患者が通院している。患者は1回に4時間ずつ、毎週3回の人工透析を受けるのが基本となっている。患者数が多いことから土曜日や夜も開くなど稼働率は高いという。

計画停電が始まってからは停電時に加え、安全面に配慮して停電が予定されていた時間も透析をしていない。前日夜に停電中止が発表されても「変更する場合は患者や家族、介護タクシー事業者、スタッフへの連絡に2時間かかり、予定を入れるのは難しい」(小澤院長)からだ。

このため、1回の透析時間を2時間半に短縮しなければならないケースも出ている。小澤院長は「被災者のことを思うと強く言えないが、夏場までこんな状態が続けば患者も医療機関も疲弊してしまう」と懸念する。急きょ自家発電機を手配したが、被災地が優先されるため確保のめどは立っていない。

同じ系列の久里浜、逗子桜山、三浦シーサイドの3クリニック(計174床)も対応に苦慮している中、小澤院長は「透析患者の窮状を理解して、できれば透析医療機関は計画停電の対象から除外してほしい。それができなければ、せめて実施日の2日前には停電するか中止するかを公表してほしい」と話している。

◆人工透析 慢性腎不全により尿毒素に汚染された血液をきれいにして体内に戻す方法。県内の透析患者は1万7500人いるといわれている。

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