横須賀耐震判定委員会委員長で関東学院大学名誉教授の槇谷榮次さん(74)が29日、神奈川新聞横須賀支社を訪れ、東日本大震災救援金として同委員会から20万円を神奈川新聞厚生文化事業団に寄託した。
同委員会は学校などの耐震補強工事の際、設計・施工のチェック機関として活動している。
横須賀市立の小中学校などは、ほぼ全校で耐震化が完了しているが、全国的にみると未着手の学校も多いという。槇谷さんは「校舎は広域避難場所にもなるだけに、早急に耐震化を実施する必要がある」と話す。
東日本大震災について、「過去の被災経験が十分生かされたとは言い難い。防災をもう一度見つめ直す機会だ」と感想を述べた。そして、「子どものときから防災意識をしっかり植え付ける必要があり、ボランティアとして防災教育をやりたいと思う」と意欲を見せていた。
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