
秦野市平沢の市中央運動公園近くの水無川左岸に芝桜の植栽を進めているNPO法人水無川芝桜の会(井上正行理事長)は13日、一昨年植栽した芝桜の植え替えを行った。根が増えなかったため新たな苗を植えたもので、4月にはかれんな花が咲き、対岸のソメイヨシノとの競演が期待されている。
植栽は、公園前の人道橋付近約250メートルで行われた。同会の会員ら約20人が参加、竹で土留めが行われた斜面に園芸用シャベルで、次々と植えていった。苗は約5200株を用意。ピンクや赤の花芽が付いていて、植栽した人たちも「今年はきれいに花が咲いてくれる」と楽しみにしていた。
同会は自然環境の保全と市民に憩いの場を提供しようと2009、10年にかけて、同川の水無瀬橋付近から富士見大橋までの約800メートルの間に、約2万5千株の芝桜を植栽した。一昨年は花が咲いたが、昨年は一部が枯れ、十分な開花が見られなかった。
同川の対岸には約500メートルにわたりソメイヨシノ約150本が植えられており、4月初めには「桜まつり」も行われる。同会は「今年は満開となって市民に喜んでもらえそう」と話していた。
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