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客引きに無罪判決、「おとり捜査」は適法、協力者の供述を退ける/横浜地裁小田原支部

社会 | 神奈川新聞 | 2011年3月11日(金) 00:33

厚木市内の路上で客引き行為をしたとして、風営法違反罪に問われた厚木市在住の社交飲食店従業員、赤尾大地被告(30)の判決公判が10日、横浜地裁小田原支部で開かれ、西野光子裁判官は「相手を特定して客になるように勧誘したとはいえない」などとして、無罪(求刑・罰金30万円)を言い渡した。争点となっていた協力者を使った捜査手法の是非については「適法」とした。

判決では、客引き被害を受けたとされる2人が報酬を受けた捜査協力者であったことから「供述の信用性については慎重に検討する必要がある」と指摘。その上で、2人の供述調書の内容と客観的状況とが符合せず、公判廷での供述内容とも異なる点について「被告とのやりとりなどの核心部分が『捜査協力であることを隠すため』との理由で異なっているのは不合理」として、2人の供述が信用性に欠けると判断。被告が先に声をかけたとする検察側の主張は「立証不十分」として認めなかった。

また、「ビラを示し料金を説明するなど一連の行為が客引きに当たる」との検察側の主張についても「ビラを示す行為自体は客引きに当たらず、料金の説明は聞かれたことに答えたもので勧誘したとはいえない」と退けた。

閉廷後、赤尾さんは「無罪はうれしい」と笑顔を見せる一方、「捜査手法を適法と判断した点は悔しい。今後も捜査協力者のでっち上げの調書が適用され、冤罪(えんざい)を生む可能性がある」と顔を曇らせた。

無罪判決を受け、県警生活保安課は「判決を真摯(しんし)に受け止めている。内容を確認していないので詳細はコメントできない」、横浜地検小田原支部は「判決内容をよく検討し、本庁とも協議した上、適切に対応したい」とコメントした。

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