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手をかけておいしく 料理研究家・藤井恵さん本を出版

社会 | 神奈川新聞 | 2017年2月15日(水) 14:14

自らデザインしたエプロンをかけた藤井恵さん=東京都内
自らデザインしたエプロンをかけた藤井恵さん=東京都内

 普段の食事だからこそ、時間や手間をかけておいしいものを-。川崎市出身の人気料理研究家、藤井恵さん(50)がそんな思いを込めた料理本「藤井恵 ていねいな家庭料理」を出版した。「娘たちも手を離れて余裕のある今、きちんとした料理を作りたくなった」という藤井さんに話を聞いた。

 2年前に出した料理本「藤井恵 わたしの家庭料理」(オレンジページ)は、現在までに3万8千部を超えるベストセラー。初心者向けに分かりやすくまとめたが、今回の本は毎日の食事作りなどで料理に慣れている中級者以上を念頭に置いた。

 紹介しているのは藤井さんが普段、家族のために作っているおかずや大好きだという居酒屋で気に入ったものなど、気取らないものばかり。だが下ごしらえをきちんとするなど、丁寧に作るこつを取り入れた。

 「『丁寧』ってとてもいいことばだと思う。自分一人のときでも丁寧に優しく混ぜると、やはりおいしくなる。ただ普通に切って炒めて調味料を入れて、というのと、ちょっと手を加えるだけで格段に違う」と藤井さん。

 例えば、誰でも簡単にできそうな「豚肉とキャベツのみそ炒め」も、炒める前に野菜をレンジで加熱して水分を抜き、炒める直前に肉に粉をまぶすことで、水っぽくなくしゃきっと仕上がるという。


 「料理の研究は50代、60代だと思っている。その年代になってこそ作れるものもある。若い頃は子育てしながらで、時短したり、数百円でできたり、といったおかずをとにかくたくさん作ってきた」

 小さい頃から料理の本やテレビの料理番組を見ることが大好きだった。女子栄養大に在学中から料理家のアシスタントを務めたが、結婚、出産で5年間は専業主婦に。長女が幼稚園に行っている間、次女をおぶって料理教室を開いたこともあった。料理を仕事にしたいと与えられたチャンスを一つ一つ大切にしてきた。


 子どもたちが成人して手を離れ、料理の経験も積んだ今だからこそ、と本格的な勉強をしている。

 「おすし屋さんの教室に通って、水をあまり使わない職人ならではの魚のおろし方を習っている」

 本にもアジとタイのおろし方を載せ、刺し身をはじめ頭やあらを使ったレシピも紹介した。

 「もっともっと知らないことがたくさんあると思う。本格的なことを、家族のために料理を作る人が分かるよう、かみくだいて紹介していきたい。そのためにも本物を見ておきたい」と抱負を語る。

 気にかけているのが体調管理だ。「家族も自分も体をきちんと整えておくことが大事。やりたいことをがんばれるのは体が基本。素材を確かめ、目で見て、香りも楽しんで、きちんと食べた方がいいですね」


豚肉とキャベツのみそ炒め
豚肉とキャベツのみそ炒め


 材料(2人分) 豚こま切れ肉200グラム、キャベツ200グラム、ピーマン2個、ニンニク1かけ、ショウガの薄切り1かけ分、A[みそ、酒各大さじ1、しょうゆ大さじ1/2、砂糖小さじ1/2]、トウバンジャン小さじ1/2、しょうゆ、酒各小さじ1、片栗粉小さじ1、サラダ油

 作り方 【1】キャベツは5~6センチ四方に切る。ピーマンは縦半分に切ってへたと種を除き、一口大の乱切りにする。ニンニクは包丁の腹でたたきつぶす。豚肉は大きければ一口大に切り、しょうゆ、酒をもみ込む。Aは混ぜておく【2】耐熱ボウルにキャベツ、ピーマンを入れてサラダ油小さじ1をからめ、ラップをふんわりかけて600ワットの電子レンジで3分加熱する。取り出してペーパータオルで水気をしっかり拭き取る【3】フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、ニンニク、ショウガを入れて炒め、香りが立ってきたらトウバンジャンを入れて炒める。油がなじんだら、肉に片栗粉をまぶして加え、色が変わるまで炒める。Aを加えて煮立て、野菜を入れて混ぜ、全体がなじんだら器に盛る


「藤井恵 ていねいな家庭料理」(オレンジページ、1296円)
「藤井恵 ていねいな家庭料理」(オレンジページ、1296円)

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