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猿被害対策“実”を結ぶ、カボスを使った酒や菓子類など続々と商品化/厚木

社会 | 神奈川新聞 | 2011年2月18日(金) 16:10

酒、マドレーヌ、ゼリーなどカボスを使った商品
酒、マドレーヌ、ゼリーなどカボスを使った商品

厚木市七沢地区で猿被害対策として4年前から植栽を始めたカボスが、地元に思わぬ副産物をもたらしている。地元商工会議所などの音頭で、カボスを材料に使ったかぼす酒や菓子類など続々と商品化。今春には、地元の観光資源をPRするNPO団体も近く発足するという。

七沢地区で農作物などへの猿被害対策として、カボス約400本が植栽されたのは2007年3月。カボスの木の幹や枝にあるトゲを猿が嫌うと考え、植えられたものだが、地元の有志が手入れをするうちに翌年秋からは実を付けるようになったという。

七沢観光協会と厚木商工会議所は、カボスの実を地域資源として有効活用しようと協力。「七沢温泉における新観光・特産品開発事業」が日本商工会議所の支援事業として認定され、地元企業を巻き込んだ商品開発が活発になった。

昨年2月には黄金井酒造(厚木市七沢)がかぼす酒を開発。地元のキヌヒカリを使った米焼酎に実を仕込み、3カ月間熟成し、約3800本を発売した。このほか、ゼリーやマドレーヌなども商品化され、市内の店で販売されている。

カボスの商品化とともに、地元のハイキングコースや七沢温泉への観光客誘致にも力を入れる。今月初旬には、東京ビッグサイトで開かれたイベントで地元観光資源をアピールしたが、カボスの新商品も展示。ことし4月には観光協会に加え、地元自治会、森林整備の任意団体が一体となってプロジェクトを推進するNPO団体「里山ネットあつぎ」(仮称)も発足する予定だ。

さらに地元企業の有志がカボスの植栽地の下草刈りを手伝ったり、地元大学生がカボスをキャラクターにしたポスターデザインを制作するなど、活動の輪も広がる。厚木商議所は「カボスを中心にした取り組みに地元の力を結集し、情報発信や集客を強化していきたい」と話している。

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商品化が広がるカボスを収穫する地元の協力者=厚木市七沢
商品化が広がるカボスを収穫する地元の協力者=厚木市七沢

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