
横須賀市鴨居の県立観音崎公園で12日、桜の苗木30本が植えられた。桜の名所を目指して、地元の鴨居地区連合町内会(約8400世帯)と同公園が昨年に次いで主催。地元住民ら約130人が参加し、3種類の早咲き桜を大切に植樹した。
同連合町内会が寄贈した苗木は樹齢1年で、河津桜、オカメザクラ、カンヒザクラの3種類。ソメイヨシノなどよりも早く、1月から3月上旬にかけて開花する。
各団体のメンバーはスコップを手に、公園中央部分の「花の広場」に7~10メートル間隔で苗木を植えていった。参加した男性(71)は「公園は孫との散歩コース。花が咲くのが楽しみです」と話していた。
あいにくの寒さとなった会場では、観音崎町内会が用意したおしるこが振る舞われ、参加者の体を温めていた。昨年も30本の桜を植樹しており、白岩貢連合町内会長は「観音崎が桜の名所になるよう、来年以降も取り組んでいきたい」と前向きだった。
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