
ペットボトルのキャップを回収し、資源リサイクルした収入でアフリカの子どもたちにポリオワクチンを送るNPO法人「エコキャップネット」(本部・東京都目黒区、四角恒帆理事長)は10日、横浜市中区のメルパルク横浜で、在日ナイジェリア大使館にワクチン1万人分の目録を寄贈した。
キャップは、全国の団体や個人がボランティア活動で集めたものを同ネットが集約。リサイクル企業に売却して換金し、ワクチン代に充てた。ポリオ(小児まひ)は感染すると手足がまひすることがあるが、予防接種で防ぐことができる。キャップ800個(重さ2キロ)で1人分のワクチン代が得られるという。
寄贈式には、運動に関わった全国から39団体・個人の代表者らも出席した。四角理事長は「皆さんの力で集めたキャップで、子どもたちが救われる。環境と救済の共生社会をつくっていきたい」とあいさつ。大使館からはオルクンレ・バンボセ公使が訪れ、感謝の言葉を述べた。
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