1. ホーム
  2. ニュース
  3. 社会
  4. 「日本の良さ」再認識した“武者修行”、富士屋ホテル副料理長が仏留学から帰国/箱根

「日本の良さ」再認識した“武者修行”、富士屋ホテル副料理長が仏留学から帰国/箱根

社会 | 神奈川新聞 | 2011年1月1日(土) 18:24

3カ月のフランス留学を終え、経験を生かした料理に力がこもる小池副料理長=富士屋ホテル
3カ月のフランス留学を終え、経験を生かした料理に力がこもる小池副料理長=富士屋ホテル

箱根町宮ノ下の富士屋ホテルで副料理長を務める小池智幸さん(40)が、本場フランスでの料理留学から帰国した。初めての土地、慣れない言葉に戸惑いながら、料理人の情熱で乗り切った3カ月。「日本の良さ」を再認識した“武者修行”でもあった。

「トモ、サバ(とも、元気か)」。毎日交わす、この温かい一言で小池さんの一日は始まった。ヴィエンヌのミシュラン二つ星店「ラ・ピラミッド」。現地の一流シェフに交じって腕を磨いた。

「フランス人にあらずば…と言われるような厳しい環境かなと思っていたが、行ってみたら大違い。店の人たちはみんな親切で温かかった」。予想以上に歓待を受け、がぜん力が入った。

「例えば、日本とフランスではキュウリやトマトでも品質が違う。見た目は大差ないけど、フランスの方は水分が少なく味が濃厚。ジャガイモも日本のは水分が多く煮崩れていくけど、あちらのは堅くて崩れない」と実感。だから「日本でフランス料理を作る時に、そのあたりのあんばいを考えなくては、いいものができない」と説明する。

高校時代、病気の母親にご飯を作って喜ばれ、友人に作ったチャーハンが「うまい」と評判を呼び、この道に入った。以来20年余。「土地ごとに違う食材をどうおいしく調理するか。日本の食材をうまく使い、お客さまに喜ばれるものを心掛けていきたい。そして自分のカラーを出していきたい」。いずれ富士屋の中心的料理人になる存在。今回の留学は大きな経験になった。

自宅では4歳と3歳の男の子が帰りを待つ。「子どもが料理人になるなら、和食の道に入ってほしい。日本のものを大切にして、和の心を伝えてくれればうれしいですね」。優しい笑顔が広がった。

【】

ミシュランに関するその他のニュース

社会に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング