1. ホーム
  2. ニュース
  3. 社会
  4. 風物詩復活へ大凧作り、地元住民が取り組み/横浜

風物詩復活へ大凧作り、地元住民が取り組み/横浜

社会 | 神奈川新聞 | 2010年12月28日(火) 23:48

大凧の復活に取り組む相模凧和泉保存会の相川会長=横浜市泉区和泉町
大凧の復活に取り組む相模凧和泉保存会の相川会長=横浜市泉区和泉町

ふるさとの原風景を次代に伝えようと、横浜市泉区の市民団体が大凧の復活に取り組んでいる。同区では江戸時代から続いてきた伝統行事だったが、後継者不足などから6年前に休止。「このまま失われていくのは寂しい」と、区内の有志が立ち上がった。会長の相川健志さん(33)=同区和泉町=は「かつては至る所で凧が揚げられていた。そのころの光景を取り戻したい」と大空に夢を描いている。

活動を行っているのは「相模凧和泉保存会」。現在会員は8人で、いずれも相川会長の志に共感した地元の住民だ。

同区の大凧は端午の節句の5月5日に、子どもの健やかな成長や豊作を願う習わしとして受け継がれてきた。「田んぼの中で揚げられていて、風を受けて骨組みの竹がうなる『ビュー』という音が今も耳に残っている」と相川会長。約60センチ四方から約240センチ四方まで大小さまざまな凧が区内の空に舞い、地域の風物詩となっていた。

しかし、高齢化による担い手不足や凧揚げ場所の減少で存続が難しくなり、2004年を最後に行事は途絶えてしまった。

伝統の灯が消えかかっていることを知った相川会長は、自らが代表を務めるNPO法人の活動の一環として、解散していた同保存会を09年11月に再結成した。

凧作りは一からのスタートだったが、地元のお年寄りが支えてくれた。材料となる真竹を提供してくれたほか、竹の切り出し方や糸目の調整など、長く伝えられてきた技を30代のメンバーに指南。今年5月には、初めて大凧を揚げることに成功した。

現在は切り出した竹を乾燥させる工程で、来年2月ごろから作業を本格化させる。来年は今年を超える5尺(約150センチ四方)の凧を揚げるつもりだ。相川会長は「地域の皆さんに支えられていると実感する。子どもたちの心に残る行事にしていきたい」と話している。

【】

大凧に関するその他のニュース

社会に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング