横須賀市教育委員会は19日の定例会で、市立小中学校で今春に実施した2016年度の学習状況調査結果の概要を公表した。15年度同様、各学年とも多くの教科で正答率が全国の受検者平均を下回ったものの、学年が上がるにつれて差が縮まる傾向もみられた。
概要によると、小学校では全教科で受検者平均を3・9~12ポイント下回った。一方、中学校では2年生の外国語(英語)が平均を1・2ポイント上回り、他教科もマイナス1・8~6・8ポイントだった。
市教委の教育指導課は「小学3年生の段階から開きがあるなど依然として厳しい状況だが、経年変化を見ても(受検者平均との)差が少しずつ縮まっている」と分析している。
調査は全国の市町村教委が学年や教科を選択して利用。16年度は各教科ごとに約13万人~20万人の小中学生が受検した。横須賀では4月中旬から下旬にかけて、市立小46校の3~5年生と市立中23校の1、2年生、市立ろう学校を対象に実施した。