台風一過となった17日、県内各地で青空が広がり、気温が上昇した。小田原では今年最高の35・8度を記録し、猛暑日となった。
横浜地方気象台の観測では、小田原の最高気温は横浜(33・0度)や海老名(34・1度)を上回り、県内で最も高かった。台風の影響で南西からの風が強く、山を越えた風が吹き下ろす際に気温が上昇する「フェーン現象」が起きたとみている。
親子で小田原城址公園を訪れた藤沢市の主婦(41)は暑さをしのぐため、霧吹きとしてボトルを持参。長男(6)は「いっぱいかけてもらったから大丈夫」と日焼けした顔に水を滴らせていた。