17日午後6時55分ごろ、鎌倉市大船3丁目のガソリンスタンド「ゼネラル石油兵藤商事大船中央SS」で、つり下げ式給油機が設置された屋根が崩落、乗用車を直撃した。ガソリン約10リットルが漏れたが、火災やけが人はなかった。大船署や同市消防本部が事故原因を調べている。
同署などによると、スタンドは鉄筋コンクリート造の平屋建てで、屋根を支える柱5本のうち1本が折れた。崩落した屋根の面積は約24・5平方メートル。給油を終えた車が下敷きになったが、従業員や客にけがはなかった。
女性従業員が「スタンドの屋根が落ち、給油中の車が下敷きになっている」と119番通報した。
現場はJR大船駅の南約800メートルの住宅街。近くに住む男性会社員(44)は「バキバキバキ、ドーンというすごい音がして、ガソリン臭くなった。40年くらい前からあるガソリンスタンドだが、けが人や火災がなかったのは不幸中の幸い」と話した。