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再始動した箱根の魅力をPR ロープウェイ駅で商店主ら

社会 | 神奈川新聞 | 2016年7月27日(水) 02:00

観光客と「ごうらん」の記念写真のシャッターを押す箱根強羅観光協会スタッフ=強羅駅
観光客と「ごうらん」の記念写真のシャッターを押す箱根強羅観光協会スタッフ=強羅駅

 約1年3カ月ぶりとなる箱根ロープウェイの全線運行再開は、登山鉄道やケーブルカー、観光船など公共交通機関で箱根を周遊する「ゴールデンルート」の復活でもある。待ちに待った26日、各交通の結節点で来客増が見込まれる強羅駅と早雲山駅では、地元の商店主らがこれまでの苦難を振り返りながら“再始動”した箱根の魅力を観光客にPRした。

 強羅駅では、地元の飲食店経営者や旅館関係者らでつくる箱根強羅観光協会を中心に約20人が、今月末にスタートする恒例の「夏祭りウイーク」といったイベント情報などが印刷されたうちわ約500本を笑顔で手渡した。

 箱根強羅温泉が誇るゆるキャラ「ごうらん」も登場。小躍りしながら写真撮影に応じていた。箱根ロープウェイの始発駅となる早雲山駅でも約10人がうちわ200本を配った。

 土産物店を営む中村雅昭さん(60)は昨年の火山活動活発化を「振り返れば大変だったけど、いい教訓になった。今まで火山や自然に甘えてきたことにも気付けた」といい、「再び活発化したときに備え、防災に関する知識や設備を整えていきたい」と気を引き締めた。

 豆腐店の小宮山康右さん(44)は「『これから大涌谷に行く』というお客さんの笑顔が印象的だった。観光客が来るのが当たり前、ではないことを痛感する1年3カ月だった」と笑顔を見せた。

 同協会の田村洋一専務理事は「箱根ロープウェイが全線再開したこと自体を知らない人も多かった。夏祭りも始まる。箱根の状況を知り、楽しんでもらいたい」と話した。

 
 

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