ロータリークラブの留学プログラムでフランスから来日し、私立湘南学院高校(横須賀市佐原)に通っていたクラウジア・モロさん(18)が20日、約1年間の留学生活を終えた。同校の集会で、修了証が手渡され、「みなさんとの思い出は私の最高の宝物」と笑顔を見せた。
クラウジアさんは横須賀市内でホームステイをしながら、柔道、書道などの授業を同校生徒に交じって受けた。
日本に来て間もない昨年11月には、パリで同時多発テロが発生。母国の悲惨な出来事に心を痛める中、生徒有志がクラウジアさんが所属するフランスの高校に英語で応援メッセージを送ったこともあった。
集会では、同級生の女子生徒から「自分たちのことを忘れないで」と花束のプレゼントも。クラウジアさんも、「楽しかった思い出を忘れず、これからの生活に生かしていきたい」と、1年間で流ちょうになった日本語であいさつした。