日本列島は7日、高気圧に覆われて厳しい暑さとなり、全国929観測点のうち51カ所で最高気温が35度以上の猛暑日となった。山梨県と静岡県では38度超を観測。30度以上の真夏日の地点は猛暑日も含め400カ所を超えた。
共同通信の集計によると、全国で約490人が熱中症とみられる症状で救急搬送され、うち3人が死亡した。
各地の気温は、山梨県甲州市で全国の今シーズン最高となる38・8度を観測したほか、静岡県川根本町38・6度、埼玉県鳩山町と群馬県伊勢崎市で37・9度など。東京都心は36・7度で今年最高だった。
気象庁によると、東日本では8日も気温が高くなる見込み。一方、西日本では低気圧の影響で九州を中心に8日から9日にかけて大雨の恐れがある。8日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で九州南部と奄美250ミリ、九州北部150ミリ、四国120ミリ。気象庁は河川の氾濫や土砂災害に警戒を求めている。
◆県内12人搬送
横浜で34・9度を観測するなど県内各地で気温が上昇した7日、県のまとめ(午後3時時点)によると、熱中症とみられる症状で12人が搬送された。3人が入院したが、重症者はいなかったという。