横浜港で活躍している日本初のLNG(液化天然ガス)燃料タグボート「魁(さきがけ)」が環境負荷軽減に貢献したとして、日本郵船とグループ会社ウィングマリタイムサービス(横浜市西区)、京浜ドック(同市神奈川区)はこのほど、物流環境大賞の部門賞「物流環境負荷軽減技術開発賞」を受賞した。
タグボートは大型船の離着岸を補助する船で、魁はウィングマリタイムサービスが運航している。従来型は重油を使うが、日本郵船は重油と比べて環境負荷の低いLNGを燃料とする船舶の実用化に向けた研究・技術開発に着手。2015年8月に竣工(しゅんこう)した。LNGと重油の両方の燃料を使用可能としたことも評価された。
日本郵船は7月18日の「海の日」に、LNG燃料タグボートなどの無料体験乗船会を横浜港で開く。応募締め切りは7月4日。詳細と申し込みは、同社ウェブサイト「海と日本プロジェクト船内見学会」から。