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新たに放課後教室3校拡充 小田原市、学校の特徴生かした内容に

社会 | 神奈川新聞 | 2016年6月25日(土) 11:41

放課後子ども教室を利用して勉強する小田原市立酒匂小学校の児童(同市提供)
放課後子ども教室を利用して勉強する小田原市立酒匂小学校の児童(同市提供)

 小田原市は、児童のために学習支援や体験活動を行う「放課後子ども教室」を拡充する。新たに久野、三の丸、報徳の市立3小学校で開設。各校の特徴や置かれた状況を考慮したプログラムを用意する。

 子ども教室は放課後の安全な居場所として、2012年度に小規模特認校の市立片浦小(同市根府川)に初めて設置された。教員OBが勉強を教えたり、コーディネーターが昔遊びや自然観察などの体験活動を企画したりしている。保護者が共働きだったり、病気で入院したりしている児童らを対象とした「放課後児童クラブ」とは異なり、登録すれば原則として誰でも利用できるのが特徴だ。15年度には市立酒匂小(同市酒匂)にも導入された。

 新たに子ども教室が設置される3校は、それぞれ対象や内容が異なる。22日から始める久野小(同市久野)は3~6年生が対象。同校の希望で、中学校に進学した際に大きな課題となる「中1ギャップ」を少しでも防ごうと、特に学習支援に力を入れる。28日から実施する三の丸小(同市本町)も学習支援を重視するが、内情は別。自由に時間を過ごす児童クラブを96人が利用しており、学習支援を行う子ども教室への利用転換を促し、少しでも机に向かう習慣を根付かせたい考えだ。

 7月6日から開設する報徳小(同市小台)の対象は1~3年生。同校周辺は水田が広がり、特に冬の夜間は暗くなる。低学年を対象とした子ども教室を導入することで、結果的に低学年と高学年が一緒に下校できるようになる。また同校の「ビオトープ」も体験活動に活用する。市教育総務課は「子ども教室を将来的には市立小全校に拡大していきたい」と話している。

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