世界自殺予防デー(9月10日)と自殺予防週間(同10~16日)にちなみ、子どもの自殺が急増する夏休み明け前後に合わせて平塚市は30日、JR平塚駅前で自殺対策街頭キャンペーンを実施した。
落合克宏市長をはじめ市職員、市自殺対策会議(荒木田美香子委員長)や国際医療福祉大学小田原キャンパスの学生ら54人が参加。経済問題や子育てなど、さまざまな分野での悩みの相談先をまとめた冊子約1500部を配布した。荒木田委員長は「悩んでいる人はたくさんいるし、恥ずかしいことではない。1人で悩まず、まずは近くにいる人に声を掛けて」などと呼び掛けた。
市が毎年取り組む「こころと命のサポート事業」では、今年は駅地下道に市立浜岳中学校美術部による自殺予防啓発ポスターの展示や、市立図書館全4館で命の大切さや尊さを訴える書籍の特設コーナーを設置(9月1日から)する。