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「三浦をPR」連携10年 市と明大生

社会 | 神奈川新聞 | 2016年6月22日(水) 10:53

イベント来場者らに商品をアピールする学生=5月29日、三浦市三崎町小網代の荒井浜海岸
イベント来場者らに商品をアピールする学生=5月29日、三浦市三崎町小網代の荒井浜海岸

 三浦市と明治大商学部の学生が地元の名産品紹介に連携する取り組みが、間もなく10年を迎える。東京のJR神田駅近くに2006年6月27日にオープンした市のアンテナショップ「なごみま鮮果」を共同運営。店舗などで販売する商品開発や市内外へのイベント出張など、幅広い活動に汗を流す学生たちは「10年を機に、三浦の魅力をもっと発信していきたい」と意気込んでいる。

 「三浦産のミカンを使ったジャムです」。三浦・油壺の荒井浜海岸で5月開かれた「道寸祭り」の会場に、熊澤喜章明治大教授のゼミ生の姿があった。出店に並ぶジャムやシロップは、2年前に学生が開発に携わった商品。昨年には、市のふるさと納税寄付者への記念品にも登録されている。

 ゼミ生は市の「東京支店」として開店した「なごみま鮮果」の運営にも、ゼミの単位取得を兼ねて関わっている。市営業開発課職員が店長として派遣され、マグロの加工品など三浦の特産品を販売。同課によると、イベント出店も含めた来場者は13年度には1万人を超えたという。

 店舗の運営を担う学生の中心は、これから2年生に移っていく。今後は全国的なイベントへの出店も計画しているという。2年生のゼミ長(19)は「店と三浦の名前をさらに広めていきたい」と話す。

 吉田英男市長は「学生にシティセールスを担ってもらえるのはありがたい。今後も学生らしいアイデアを提案してほしい」と期待している。

 10年を記念して、「鮮果」では来月1日まで記念セールを行っている(土日休み)。問い合わせは、鮮果電話03(6303)0330。

 
 

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