8月に開催されるリオデジャネイロ五輪を盛り上げようと、五輪メダリストらの体操教室が19日、横浜市鶴見区の鶴見スポーツセンターで開かれた。鶴見区、市体育協会の主催。小学生約60人が参加し、マット運動などに汗を流した。
ローマ、東京五輪体操団体金メダリストの鶴見修治さん(78)が五輪でメダルを獲得した経験を説明。交流で訪れたブラジルで「日本はいろいろなスポーツができる恵まれた環境にある」と感じたことなども話した。
参加者は柔軟体操などで体をほぐした後、マット運動に挑戦。お手玉を足に挟んだまま前転したり、ボールを上げている間に1回転したりするなど、子どもたちは大きな歓声を上げながら、真剣に取り組んだ。
女子児童(8)=鶴見区=は「こつを教えてもらい、後転が少しできるようになった」と笑顔を見せた。
鶴見さんは終了後、「興味を持って毎日少しずつ続けていくことが大切」と呼び掛けた。金メダルや東京五輪個人総合2位で獲得した銀メダルなども披露。子どもたちは触れながら、「重たい」「すごい貴重な体験」などと声を上げていた。
ロンドン五輪女子サッカー銀メダリストの矢野喬子さんのサッカー教室も開かれ、ブラジル人の比率が高い群馬県大泉町のサッカークラブとの小学生によるフットサルの試合やブラジルの格闘技「カポエイラ」のショーも行われた。