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弟は搬送先の病院で「命危うかった」 シッター事件公判

社会 | 神奈川新聞 | 2016年6月14日(火) 11:17

 埼玉県富士見市のマンションで2014年3月、横浜市磯子区の男児=当時(2)=の遺体が見つかった事件で、殺人などの罪に問われたベビーシッターの男(28)の裁判員裁判の第2回公判が13日、横浜地裁で開かれた。この日は主に、男児の弟=当時9カ月=に対する保護責任者遺棄致傷罪の審理が行われた。

 検察側は、男が男児と弟の2人をマンションに連れ帰り、約19時間にわたって弟にミルクなどの栄養を与えず、重度の低血糖症などの傷害を負わせた、と主張している。

 公判には、マンション室内で男児と弟を発見した神奈川県警の捜査員が出廷し、当時の状況を証言。「弟はうつぶせにうずくまるように倒れており、亡くなっているかと思った」と説明した。弟が救急搬送された病院の主治医も出廷し、当時の容体について「そのまま放置されていれば、生命の危険があった」と話した。

 被告は初公判の罪状認否で、弟にミルクを与えていなかったことは認めたものの、起訴内容を否認。弁護側も「必要な処置は行っていた」とし、保護責任者遺棄致傷罪の成立を否定している。

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