子どもたちにかつお節やだしのおいしさを知ってもらおうと、かつお節大手のヤマキによる出前食育授業が10日、横浜市戸塚区の市立戸塚小学校で行われた。5年生約140人がかつお節削りやみそ汁の飲み比べを体験し、日本の伝統的な食文化に理解を深めた。
出前授業では、小学生向けに製作したテキストを使い、かつお節の製造工程などを学んだ後、実際にかつお節を削り器で削り、香ばしい香りを堪能した。
みそを湯で溶いただけのみそ汁と、削りたてのかつお節を入れたみそ汁を飲み比べ、だしが料理の味に重要な役割を果たすことも学んだ。
参加した女子児童(10)は「かつお節がどうやって作られるのか知らなかった。削ったばかりのかつお節には意外と味があり、みそ汁に入れると香りも出てとてもおいしかった」と話していた。