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「波力発電」動きだす 平塚発で「花咲かす」

社会 | 神奈川新聞 | 2016年6月10日(金) 02:00

平塚海洋エネルギー研究会の発足式であいさつする林教授=平塚市八重咲町
平塚海洋エネルギー研究会の発足式であいさつする林教授=平塚市八重咲町

 波力発電を通じ平塚発の新たな再生可能エネルギーの将来性を探る「平塚海洋エネルギー研究会」の発足式が9日、平塚市内で行われた。同研究会を設立した市と東大生産技術研究所などのほか、市内外から25企業・団体の63人が出席。落合克宏市長は「地球温暖化対策の一つを平塚で始められることが光栄。(平塚の海が)自然エネルギーを生み出す海としても注目を集められたら」と期待を寄せた。

 式後の講習会で、同研究所の林(リム)昌奎(チャンキュ)教授は平塚の海で約半世紀にわたって波などを観測している平塚沖総合実験タワー(同市虹ケ浜沖)の概要と観測内容を紹介。「平塚は湾内にあり、比較的波が弱いが、長く続ける波力発電の研究には向いている」と評価した。

 同大の丸山康樹特任教授は講演で「再生可能エネルギーの波力発電は、温暖化対策と新たな産業としての両面から意味のあるもの」と指摘した。その後、発電装置を設置する候補地の平塚新港(同市千石河岸)や同タワーを現地視察した。

 波力発電プロジェクトでは、幅約6メートル、高さ約3メートルの鉄製の波受け板が波力によって振り子のように動いて発電する装置を使用。国などの補助金を活用しながら2020年をめどに平塚新港に3基設置する予定で、5~10年かけて実用化の可能性を探る。3基で一般家庭50世帯分に相当する約150キロワットを発電する見込みで、主に漁港での冷却装置などに使用される。

 将来的には、国内約4千の漁港や港湾での設置や普及を目指す。林教授は「10年、15年後には再生可能エネルギーの中心となるよう発展させ、花を咲かせたい」と意気込みを語った。

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