
米海軍横須賀基地(横須賀市)に配備されている原子力空母ロナルド・レーガンが4日午前、同基地を出港した。艦載機が空母甲板上に離着艦する資格取得訓練(CQ)を行った後、西太平洋地域に展開する。具体的な行き先や行動予定は公表されていない。
出港前に記者団の取材に応じた第7艦隊戦闘部隊司令官のジョン・アレキサンダー少将は、「日米同盟は西太平洋地域の安全保障の鍵。海上自衛隊と連携し、より良いものにしていきたい」と話した。艦長のマイケル・ドネリー大佐は「出港は、この地域の安定、平和への責務を果たすもの」と述べた。
R・レーガンは昨年12月に横須賀に帰港し、長期のメンテナンス作業を実施。先月の試験航海で機械的な問題が見つかったため、再び整備をした上で5月31日から6月1日まで、2度目の試験航海に出ていた。アレキサンダー少将は「問題があった部分は答えられない」としつつ、「安全性には全く影響がない」と強調した。