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小田急複々線化で利便性向上へ 18年3月、朝の列車3割増

社会 | 神奈川新聞 | 2016年5月31日(火) 02:00

複々線化の工事現場。すでに完成した東北沢-下北沢間の各駅停車用の緩行線トンネル本体=東京都世田谷区
複々線化の工事現場。すでに完成した東北沢-下北沢間の各駅停車用の緩行線トンネル本体=東京都世田谷区

 小田急電鉄(東京都新宿区)は2018年3月、小田急線を上下各2線にする「複々線化」の完成に合わせ、朝のラッシュ時の列車本数を約3割増やし混雑解消に取り組む。沿線各駅から都心までの所要時間も短縮。利便性の向上やイメージアップを図り、沿線に住民を呼び込みたい考えだ。

 同社は30日、世田谷区の下北沢駅近くで工事現場の見学会を実施し、複々線完成による効果を解説した。同線の最混雑区間の平均混雑率は191%だが、複々線化で新聞や雑誌を楽な姿勢で読める160%ほどに緩和されるという。

 同社は1989年からいずれも都内の東北沢-和泉多摩川間の10・4キロメートルの複々線化工事に着手。現在、8・8キロメートル区間は完成しており、地下化している東北沢-世田谷代田間の1・6キロメートルの工事を2017年度までに終える予定だ。投資額は約3100億円。

 完成すると、列車の増発が可能になるほか、急行・準急などは各駅停車と別の線路を走ることで前を走る列車の影響を受けることがなくなり、所要時間の短縮がかなう。朝の混雑の列車の運行本数は1時間当たり27本から36本に増発する。

 複々線化は県内各駅の利用者にも恩恵をもたらす。登戸駅(川崎市)、新百合ケ丘駅(同)から新宿駅への所要時間は5~6分、海老名駅(海老名市)、大和駅(大和市)からは8~9分短縮される見込みだ。

 同社の黒田聡交通企画部長は「小田急線は混んでいる印象が強く、沿線のイメージを低下させる要因となってきた。快適な輸送環境を提供しイメージアップにつなげたい」。20年度の運輸収入は、15年度より50億円ほど増加した約1200億円を目指している。

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