オバマ米大統領の言葉に何度もうなずき、涙をぬぐった。広島で被爆した県原爆被災者の会会長・中村雄子さん(84)=平塚市=は「核兵器のない世界に向けて、1歩どころではない、2歩も3歩も前に進んだ。歴史的な日になった」と声を弾ませた。
横浜市神奈川区にある同会事務所のテレビで、相模原原爆被災者の会の丸山進会長(76)と一緒に、現職の米大統領として初の被爆地訪問を見守った。
オバマ氏のスピーチで最も印象に残ったのは、「子どもたちの苦しみを思い起こします。罪のない人々がむごい戦争によって殺されたことを記憶します」という言葉。
「71年前を思い出し、涙が止まらなくなった」