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箱根のイノシシ困った 「持久戦」覚悟で捕獲倍増狙う

社会 | 神奈川新聞 | 2017年1月28日(土) 02:00

箱根町箱根で捕獲されたイノシシ(町環境課提供)
箱根町箱根で捕獲されたイノシシ(町環境課提供)

 鳥獣被害に直面する箱根町は、2017年度から本格的な対策に乗り出す。新たな計画を策定し、3年間のイノシシとシカの捕獲数を、ここ5年間の平均の最大2倍超に設定。わなの増設や町職員の狩猟免許取得促進など、多様な仕掛けで被害抑制を図る考えだ。ただ、繁殖力が高い上に個体数が把握できない中、持久戦も視野に入れざるを得ないのが実情で、住民らと総掛かりで継続的な取り組みを目指している。

 町が今月策定した改訂版の町鳥獣被害防止計画(素案)によると、17~19年度の年間捕獲目標はイノシシ70頭、シカ30頭。11~15年度の平均捕獲数はイノシシ51頭、シカ13~14頭で、最も多かったのはイノシシが90頭(15年度)、シカが22頭(14年度)だった。年によって変動があるものの近年は増加傾向で、町はこれらの実績などを踏まえて1・4~2倍に当たる捕獲目標を設定した。

 対策として掲げるのは、わなの設置数の増加や捕獲に関わる人員の増員だ。わなは、足跡や被害状況をもとにした効果的な設置を目指す。捕獲は県猟友会メンバーを中心に約20人が従事しているが、町職員をはじめとする町民らに狩猟免許の取得を促し、ハンターの育成を図っていく。

 ただ、「繁殖力が強く、個体数が分からない。生態要素を考えた時に急激に減らすのは難しい」(町環境課)のが実情。町は持久戦を視野に入れた継続的な取り組みの必要性を強調しており、地域との連携が鍵を握るとみている。

 15年度のイノシシによる農作物被害は、被害面積が0・26ヘクタール、被害額が23万5千円。生活被害は推定50万円以上だった。対策を講じることで、2種による農作物被害、生活被害のそれぞれ1割減を目指しており、町は「被害を通報してもらえるよう、働き掛けていきたい」としている。

 新たな計画は、鳥獣被害防止特別措置法に基づいて策定した。2月22日まで町民意見を募集し、町有害鳥獣被害防止対策協議会などで協議した上で3月下旬の完成を予定している。計画に関する問い合わせは、同課電話0460(85)9565。

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