厚木市立戸田小学校(同市戸田)が2016年度子どもの読書活動優秀実践校に選ばれ、馬場良一校長が16日、文部科学大臣表彰の結果を曽田高治教育長に報告した。
文科省による読書活動優秀実践校は02年度から実施されているが、市立小学校が表彰を受けたのは初めて。今回、全国で73小学校が選ばれた中で、県内の公立校は同校だけだった。
市役所で行われた報告には、同校の学校司書の上野祥江さんと支援ボランティアの北村ゆきさんも同行した。
馬場校長は「図書室に入りやすい環境づくりに力を入れている」、上野さんは「時事ニュースに応じたコーナーを設けるなど『常に動いている』雰囲気を大事にして興味を引くように心掛けている」、北村さんは「読み聞かせのほか、記事を切り抜いて廊下に掲示してから新聞を読みに来る姿が目立つようになった」など、具体的な活動や成果を説明した。
曽田教育長は「今回の表彰を参考にして、読書好きな子どもたちを増やす取り組みを他校にも広げていきたい」と感想を述べた。