
全労連系の「第87回県・横浜メーデー」が1日、横浜市中区の横浜公園で開かれた。約2500人(主催者発表)が参加し、憲法を守り抜くことや、誰もが人間らしく働けるルールを勝ち取ることなどを訴えるメーデー宣言を採択。夏の参院選を意識し、政権打倒を呼び掛けた。
主催者あいさつでは、県労連の福田裕行議長が「賃金は下がり、物価は上昇。貯蓄ゼロ世帯が過去最高に膨れあがっている一方で、大企業は非正規、低賃金労働者を都合よく使って莫大(ばくだい)な利益をため込んでいる」と安倍政権の経済政策を批判。夏の参院選に向け「野党共闘は市民の大波となってふくらんでいる。連帯して戦いましょう」と訴えた。
また、共産党の畑野君枝衆院議員(比例南関東)は「今度の参院選は戦争国家か、それとも労働者が働きがいのある人間らしいルールが作れるかが問われる選挙」と支援を呼び掛けた。
集会終了後、参加者は二手に分かれてデモ行進。「ブラック企業を今すぐなくせ」「憲法守れ」などとコールを繰り返した。