神奈川県の集計によると、県内の公園や河川敷などで生活しているホームレスは前年比87人減の1117人で、2003年の調査開始以降で過去最低を更新した。県は「国や各自治体の自立支援制の効果や雇用情勢の改善などが相まって減少しているのではないか」とみている。
ホームレスが確認されたのは18市町で、横浜市(536人)と川崎市(383人)で全体の8割を占めた。平塚市(47人)、厚木市(35人)、藤沢市(22人)と続いた。前回から増えたのは三浦市(前年比1人増)だけで、川崎市(同56人減)や横浜市(同12人減)など11市町で減った。生活している場所は河川30・9%、都市公園24・2%、道路12・9%などだった。