鹿児島県の航空自衛隊U125飛行点検機の墜落事故で、同型機が海上自衛隊厚木基地(大和、綾瀬市)にも飛来しているとして、厚木基地爆音防止期成同盟(大波修二委員長)など4団体は20日、原因究明と再発防止を求め、防衛省南関東防衛局に文書で申し入れた。
6日の墜落事故では搭乗隊員6人が死亡。厚木爆同などは「人口密集地の厚木基地周辺で事故が起きれば大惨事が懸念される」と指摘し、同局は「関係部署に伝える」と応じた。
厚木爆同などは、熊本地震の救援物資輸送で米軍新型輸送機オスプレイを受け入れたことも、「政治利用だ」と口頭で抗議した。このほか、横須賀基地の原子力空母出港前に実施され、激しい騒音を伴う艦載機の模擬着艦訓練(FCLP)の自粛を米軍側に求めるよう申し入れた。