熊本地震の救援物資輸送に米軍の新型輸送機オスプレイを活用することについて、基地監視団体「リムピース」編集長の頼和太郎さん(67)は「配備先を広げるためのPRではないか」と疑問視した。
頼さんは、今回使われたオスプレイと同じ普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に駐機する輸送用大型ヘリCH53を例示し、「大量の物資を運ぶなら、もっと大型で効率のいい機種がある。安全性が懸念されているオスプレイをあえて選んだわけが分からない」と指摘した。
オスプレイは、九州では陸上自衛隊が佐賀空港(佐賀市)への配備を計画している。