日米が共同使用する厚木基地(大和、綾瀬市)の航空機騒音解消を目指す第4次訴訟の原告団は27日、大和市内で代議員総会を開き、不在だった団長に金子豊貴男団長代行(66)=相模原市議=を選任する人事案を承認した。
団長職は、2015年9月に藤田栄治氏(享年81)の死去で空席となり、副団長だった金子氏が代行していた。
総会ではこのほか、原告団執行部が同年7月の東京高裁の控訴審判決で確定した過去被害の賠償分82億円について、95%の支払いが済んだことを報告。騒音による健康被害の調査や、1~4次訴訟の資料整理を担う研究組織を原告団内部に新設する方針も明らかにした。
また弁護団は、今月24日に全国6市7訴訟の弁護団と基地訴訟の連絡会議を立ち上げたことを報告した。