県立高校入学者選抜での採点ミスを受け、県教育委員会は25日、再発防止に向けてあらゆる努力を行うとした決議を全員一致で採択した。県教委決議は教職員の不祥事多発を受けた2006年5月以来、10年ぶり。
3月臨時会で高橋勝委員が動議として決議案を提出。採点ミスを「生徒の努力を裏切り、県民の信頼を失わせる」として「教育委員はもちろんのこと、教育局職員、県立高校の教職員全員が職務の重みを認識し、信頼を回復するようあらゆる努力を行う」としている。
採点ミスの原因究明と再発防止策を検討する調査改善委員会の設置についても報告された。第1回会合は29日午前10時から横浜市開港記念会館で開催。同9時半から50分まで傍聴希望を受け付ける。