横浜税関が新造した監視艇「みらい」が17日、就役した。東京湾や相模湾など税関管内の沿海で、不正薬物などの密輸の監視・取り締まりを担う。
横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区)で開かれた式典で村中健一税関長は「伊勢志摩サミット関係閣僚会合が行われる仙台方面に派遣し、水際でのテロ対策を強化する」とあいさつした。一般公募で命名した市民3人も招かれた。
横浜税関には、みらいを含めて4艇が配備。みらいは総トン数85トンで全長30メートル、全幅6メートル。航行速力は約30ノット。4サイクル舶用高速ディーゼル機関2基を主機関としている。