再生可能エネルギーの利用促進を図る大和市の太陽光発電屋根貸し事業が今月、始まった。同市草柳3丁目の市環境管理センター屋上を建設会社「太陽住建」(横浜市磯子区)が借り受け、発達障害による不就労の若者と一緒に太陽光発電パネルを設置した。
4日のパネル設置には、不就労者の自立支援施設「クロスオーバー大和」(大和市西鶴間1丁目)に通所する20代の男性3人が協力。市と同社の契約は20年間のため、3人はパネルを撤去する20年後の自分に向けたメッセージをパネルの裏に書き込んだ。「楽しい家庭を築いていますか」「楽しいと思えるものを見つけてください」と思い思いに未来への期待をつづった。
同社の河原英信会長(52)は「20年後に3人と再会するのが楽しみ」と話した。